Q10.メタン（CH4）はどのように計算しているのですか？
A10.
- このサイトでは、メタン（CH4)の発生量を、「日本国温室効果ガスインベントリ報告書」（2014年4月）の方法を使って計算しています。
- 作物で「水稲」を選択した場合のみ計算し、他の作物の場合はゼロとしています。
- 下表にあるとおり、土壌の種類（5種類）と有機物管理（ワラ、堆肥、両方、無施用の4種類）の組み合せで20通りの排出量があります（単位：g-CH4/m2）。
- 「標準的な管理」は、「わらと堆肥の両方を施用」としています。実際の堆肥やわらの施用は、堆肥施用の有無や作物残渣の持ち出し率のユーザーによる選択で決まります。ワラの施用は、作物残渣をすべて持ち出し（持ち出し率100％）の場合のみ、ゼロとなります。
- ワラと堆肥を両方施用した場合は、無施用に対するワラ施用による増加分と堆肥施用による増加分が加算されることとして計算しています。
- 水管理は、デフォルトで間欠灌漑水田としており、ユーザーが常時湛水水田を選択した場合には、下表の値を0.565で割った値 となります。また、間欠灌漑水田（中干し延長）を選択した場合は、デフォルトの間欠灌漑水田の値に0.7をかけた値になりますabc。
表. 間欠灌漑水田（中干し）のCH4排出量（g-CH4/m2/年）。