Q2. 場所や管理によって、土壌のCO
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吸収量が違うのですか?
A2.
土壌のCO
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吸収量は、農地の管理方法、特に、有機物の管理方法によって異なります。例えば、有機物をすき込む量が多いほど、土壌炭素は増えやすく、すき込む量が同じなら、分解が遅い(難分解性の)有機物の方が土壌炭素が増えやすいといえます。
また、同じような管理をしても、CO
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吸収量は場所によって異なります。例えば、温度が高ければ有機物を分解する微生物の働きが活発になるので、暑い地域では寒い地域よりも分解が速いことになります。また、水田では稲作期間中に水を張る(湛水)ため、土壌に酸素が十分に供給されず(嫌気的な状態)、微生物による有機物の分解が遅くなるため、畑に比べると有機物が減りにくいことになります。
このサイトでは、ユーザーの皆さんが地図上で調べたい場所を選び、作物の種類や管理法を選ぶだけで、場所や管理によって違う土壌のCO
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吸収量を
簡単に計算
することができます。